2024年7月期TBS系金曜ドラマ「笑うマトリョーシカ」で櫻井翔演じる大臣学生時代を演じ、話題となった青木柚さん。最近メディアで見かけることも多く、注目される俳優ですね。
この記事では青木柚の経歴や、過去の出演作品の中からおすすめを紹介したいと思います。
青木柚 経歴
青木柚の基本情報と経歴は以下のような感じです。
<基本情報> | |
名前 | 青木 柚(あおきゆず) |
生年月日 | 2001年2月4日 |
年齢 | 23歳(2024年10月現在) |
出身 | 神奈川県 |
身長 | 167cm |
事務所 | ユマニテ |
2010年、劇団ひまわりに入り芸能活動を始め、後に事務所ユマニテに所属。2016年に「14の夜」で映画デビューし、その後も映画「うみべの女の子」や「まなみ100%」などに出演しています。
2021年にNHK連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」で川栄李奈演じるヒロインの弟役を熱演。
2023年の日本テレビ系ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」では、松岡茉優演じる高校教師に恨みを持つ青年を演じ、悪役としても印象を残しました。
その後も「VRおじさんの初恋」(2024年 NHK総合)や「Re:リベンジ-欲望の果てに-」(2024年 フジテレビ)など話題作への出演が続き、今後の更なる活躍が期待される役者さんです。
青木柚 出演作品
そんな青木柚がこれまでに出演した映画作品の中から、おすすめのものをご紹介します。
「神回」(2023年)
東映ビデオの才能発掘プロジェクト「TOEI VIDEO NEW CINEMA FACTORY」の第1回作品。監督・脚本:中村貴一朗。
高校生の沖芝樹(青木柚)は、加藤恵那(坂ノ上茜)と二人で文化祭の実行委員として教室で打合せをする。
夏休み中なので学校にはほとんど人がいない。13:00から打合せを始めるが、5分程経つと何故か時間が13:00に戻ってしまう現象が起きる。
それに気付いてるのは樹だけで、恵那も13:00時点の彼女に戻されている。
そしてまた5分経つと、13:00に戻ることの繰り返し。延々と続くタイムループに樹は混乱し、何とか抜け出そうとあらゆる手段を試みる。
しかしどれも5分以内という短い時間の中で上手くいかず、やがて樹の精神は崩壊し始める。
果たしてこの時の監獄から脱出することはできるのか…?
脱出のため様々な手段を講じる必死な青木柚の演技に引き込まれ、応援したくなります。しかしこの作品、タイムループの謎を解き脱出してめでたしめでたしというわけではなく、後半でこの世界の正体を明かされることになります。人生観についても考えさせられるような展開をぜひ目撃してみて下さい。
「よだかの片想い」(2022年)
直木賞作家・島本理生の同名恋愛小説を、安川有果監督が映画化。脚本は城定秀夫。
女子大生の前田アイコ(松井玲奈)は、顔の左側に大きなアザがある。幼い頃にそのアザをからかわれたことで、恋愛からは距離を置いて生きてきた。
しかし「顔にアザや怪我をもった人」のルポルタージュ本の取材を受けたことで話題となり、彼女を取り巻く状況は大きく変わる。
本は映画化されることになり、監督の飛坂逢太(中島歩)と知り合う。
初めは映画化を断っていたアイコだったが、次第に飛坂の人柄に惹かれていき、映画化を受けることに。
彼との距離を縮めていく中で、自身のコンプレックスと向き合い、恋と人生を見つめ直していく女性の物語。
題名の「よだか」とは宮沢賢治の短編小説「よだかの星」に登場する鳥のこと。醜い容姿で嫌われながらも懸命に生きていこうとする者の象徴として引用されているようです。
青木柚は、アイコに対し『どんな先輩でも好きです』と一途に想いを寄せる後輩、原田を好演。「神回」などとは異なった純朴な青年を演じています。
「うみべの女の子」(2021年)
「ソラニン」などで知られる浅野いにおの漫画を映画化したもの。監督・脚本・編集:ウエダアツシ。
※R15+指定で生々しい濡れ場のシーンなどを含みます。
海辺の田舎町で暮らす中学生の佐藤小梅(石川瑠華)は、憧れだった三崎先輩(倉悠貴)にひどい振られ方をし、そのあてつけで自分に好意を持つ磯辺恵介(青木柚)と衝動的に身体の関係を持ってしまう。
小梅は磯部のことを大して好きではなかったが、セックスを何度も重ねるうちに次第に磯部に気持ちが傾いていく。
一方で磯部は、ズルズルと続く小梅との身体だけの関係に空虚さを感じて断ち切ろうとする。
そして海岸で偶然拾ったSDカードに偶然写されていた「うみべの女の子」に想いを寄せるように。
小梅は磯部との心のすれ違いに耐え切れず、自分の想いを小梅に吐露するが…。
青木柚が、思春期の淡い恋愛にとどまらず、どうしようもないやるせなさや、激しい衝動を持て余す様を繊細かつ大胆に表現しています。