【清原果耶の経歴・学歴】演技の魅力が分かる出演作を紹介

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俳優
©NHK

2025年の映画「片思い世界」で、広瀬すず、杉咲花とともに主演を務めた清原果耶さん。

これまでにどんな作品に出演してこられたのでしょうか?

この記事では清原果耶の経歴や、彼女の演技の魅力が分かる作品をご紹介したいと思います。

清原果耶 経歴

清原果耶の経歴 デビュー前

2002年1月30日生まれ、大阪府大阪市の出身です。
標準語で話している印象しかないですが、関西の方なのですね。
大阪市立美津島中学校を卒業。卒業高校は明らかになっていません。

ダンスボーカルユニット・Perfumeのファンであり、その影響で小学生の頃からクラシックバレエやダンスを習っていました。

中学一年のときにPerfumeが所属する事務所アミューズ主催の「アミューズオーディションフェス2014」に参加し、見事グランプリを獲得。デビューへのきっかけとなりました。

清原果耶 主な出演作

2015年にNHK連続テレビ小説「あさが来た」で女優デビュー。ヒロインの波留らを支える奉公人を演じた。

2018年にはNHK「透明なゆりかご」でドラマ初主演となり、コミュニケーション下手ながら産婦人科医として患者に向き合う女性を好演。

2021年にはNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」でヒロインを務め、気象予報士となり地域に貢献することを目指す主人公を演じ注目を集める。

同年の映画「まともじゃないのは君も一緒」では自称・恋愛偏差値の高い女子高生を演じ、共演の成田凌とコミカルな会話の応酬で新たな魅力を見せる。

上記以外にもTVドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』(日本テレビ)、『マイダイアリー』(朝日放送)や、
映画『線は、僕を描く』、『青春18×2 君へと続く道』、『碁盤斬り』など話題作への出演が絶えず、いま最も注目される役者の一人。

清原果耶 出演作品

そんな清原果耶の演技の魅力が分かる映画作品をご紹介します。

「線は、僕を描く」(2022年)

あらすじ

大学生の青山霜介(横浜流星)は2年前に災害による洪水で両親と妹を亡くし、いまもその悲しみから立ち直れないでいた

ある日バイトで水墨画のイベント設営に参加した霜介は、椿(つばき)の花が描かれた一枚の水墨画を見て、心打たれ涙する。
そして水墨会の重鎮である篠田湖山(三浦友和)に声をかけられたことがきっかけで彼の生徒となり、水墨画を練習することに

霜介は一心に水墨画に打ち込み、また水墨会の温かい人達との関わりを通じて、自身の傷ついた心と向き合い少しずつ希望を取り戻していく。

清原果耶ら、役者陣の魅力

ストーリーはもちろんですが、役者陣の演技がとても魅力的な作品です。

横浜流星演じる霜介(そうすけ)は、家族を亡くした喪失感の中で、美しい水墨画を見て救われる表情や、真摯に水墨画の練習に励む眼差しなど、繊細な心の変化を巧みに表現しています。

清原果耶演じる千瑛(ちあき)は、湖山(三浦友和)の孫娘であり自身も有能な水墨家だが、長くスランプに陥り苦しんでいる。
自分に対して厳しいストイックな感じや、凛とした美しさはまさに清原果耶にぴったりの役だと思います。

©「線は、僕を描く」製作委員会
©「線は、僕を描く」製作委員会

表情や感情をあまり表に出さないけど、抑えめの演技だからこそ時折見せる人間らしさに好感を持ちました。
(皆の食事を作っているのは西濱(江口洋介)だけど、私も後片づけをしているのよと小さくアピールするシーンは可愛かったです。)

三浦友和演じる湖山(こざん)は文化勲章を授賞するほど水墨会の巨匠でありながら、気難しい老人というわけではなく、むしろ親しみやすい雰囲気で霜介に接する。

江口洋介演じる西濱は、湖山先生らの身の回りの世話をし、霜介に対しては爽やかな兄貴 兼指導係といった感じで、初見で好印象を持ちました。
「何かになるんじゃなくて、何かに変わっていくもんかもね、人ってさ」という台詞が印象的で、腑に落ちました。
こんな深い言葉を日常の中でごく自然に言えてしまうのは、高い演技力の成せる業だと思います。

脇役ですが河合優実も霜介の大学の友人・美嘉として出演。
河合優実は他の作品で、割と一風変わった役どころが多い印象をもっていたので、このような「主人公の周りにいる普通の人」を演じていることが、かえって新鮮に映りました。

清原果耶だけでなく多くの役者の演技を堪能でき、同時に観る人の心も優しく洗い流してくれるような優しいストーリーを体感して頂けたらと思います。

「まともじゃないのは君も一緒」(2021年)

あらすじ

©「まともじゃないのは君も一緒」製作委員会

予備校の教師・大野康臣(成田凌)は人とのコミュ二ケーションが上手く取れない数学オタクの青年。

しかしずっと独りで生きていくことに不安を感じ結婚したいと思い、自分のことを「普通じゃない」と指摘してくる教え子の秋本香住(清原果耶)に、どうしたら「普通」になれるか教えてほしいと頼みこむ。

その香住は青年実業家の宮本(小泉孝太郎)に想いをよせており、大野に「普通」の恋愛ができるようにアドバイスをしながら、宮本の婚約者である戸川美奈子(泉里香)と大野がくっつくよう仕向け、婚約関係を割こうと目論む。

大野は美奈子に近づき仲良くなることに成功し、事は香住の希望通りに運んだはずだったのだが、香住の中にはいつの間にか大野に対する想いが芽生え始めて……。

本作の見どころ

可愛い清原果耶が観たい、というだけでも楽しめると思いますが、本作の魅力は成田凌と清原のテンポの良い会話劇にあると思います。

コミュ障で少しズレた大野に対し、イライラした香住がツッコミを入れたりして、小気味よく進む二人のやりとりがクスッと笑えて心地良い。
控えめなエレキギターのBGMも適度にポップでいい感じです。

清原果耶はNHKの朝ドラなどから清楚なイメージがあると思いますが、本作では年上の大野に対して「普通とはこういうものだ」とズケズケと要求する女子高生役で、これまでの役と違った新しい一面を見せてくれます。

一歩間違えるとただの生意気な女子になってしまいそうですが、可愛らしさと演技力によってとても魅力的なキャラクターになっていると思います。

自身は大して経験もないのに恋愛偏差値が高いふりをして、大野にアドバイスし恋敵(泉里香)とくっつけさせようとする。

しかし次第に自分自身が大野に惹かれていってしまう…という複雑な感情の変化をうまく表現していると思います。

そんな香住も十分「普通ではない」と思うのですが、彼女と大野の一般常識と少しズレた感じが観ていて不快ではなく、微笑ましく感じられます。

作品としては「普通とは何か」と問いかけるメッセージ性もあり、ずっと穏やかだった大野が声を上げて香住に、
『君は傷つかなかったのか? 君の言う「普通」は何かをあきらめるための口実なのか?
「普通」なんかどうでもいい!』
と声を荒げるシーンは、観る者をハッとさせます。

私たちも、「これが普通だから仕方ない」と自分の本当の気持ちにフタをしてしまいがちな生活の中で、この大野の台詞には考えさせられるのではないでしょうか。

観終わった後は「普通という名の呪縛」から少しだけ解放され、軽やかな心持ちになれると思います。

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