河合優実の経歴と魅力とは ~おすすめ映画作品も紹介

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俳優

ドラマや映画などで目にする機会が多くなってきた注目の女優・河合優実さん。
2024年1月期のTBS系ドラマ『不適切にもほどがある!』では、阿部サダヲの娘役としてスケバンを演じ、話題になりました。
独特な雰囲気をもった素敵な女優さんですね。20代ながらアンニュイでミステリアスな雰囲気を醸し出し、昭和を代表する歌姫・山口百恵にも似てると言われています。
この記事では彼女がこれまでどんな作品に出演してきたか、その経歴について、そしておすすめの映画作品をご紹介したいと思います。

河合優実 経歴

河合優実の基本情報はこちらのとおりです。

<基本情報>
名前河合優実(かわいゆうみ) 
生年月日2000年12月19日
年齢23歳(2024年8月現在)
出身東京都
身長166cm
特技ダンス 歌 絵
事務所純牛倶楽部

小学生の頃からずっとダンスをやってきた影響で、何かを練習して人前で披露することに関心があったそうです。俳優もジャンルは違えど人前で演技を披露する仕事であり、そんな共通点から女優の道を志すそうになりました。
純牛倶楽部という事務所に所属し、2019年にドラマ『インハンド』でデビュー。2021年・2022年の映画『由宇子の天秤』や『サマーフィルムにのって』での演技が高く評価され、第43回ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞などの多くの賞を総なめにしました
その後も『愛なのに』『PLAN75』『少女は卒業しない』といった映画に出演し、TVドラマでも『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』で主演を務めるなど、いまや引っ張りだこの女優さんとなりました。さらにアニメ映画『ルックバック』では声優にも挑戦する多才ぶりです。
今後、ますますの活躍が期待されますね。

河合優実 出演 おすすめ映画作品

そんな河合優実が出演するおすすめの映画作品をご紹介します。

「愛なのに」(2022年)

「愛なのに」は、監督:城定秀夫、脚本:今泉力哉と城定秀夫によるラブコメディです。
キャッチコピーは『真っ直ぐで厄介で、否定できないこの想い』。

あらすじ

多田浩司(瀬戸康史)は古本屋を営む中年の男。ある日、女子高生の矢野岬(やのみさき/河合優実)が店の本を取って逃げるのを見て、万引きだと思い追いかける。
しかし岬は真剣に逃げている様子でもなく、走り疲れた多田に自販機の水を奢ったりする。
話を聞くと岬は以前からこの古本屋に来ており、多田に対して恋心を抱いていた。それで多田に自分のことや名前を知ってもらうため、万引きしたと打ち明ける。
岬の気持ちは真剣で「好きです。結婚して下さい」と多田に言う。

とにかくその日は岬に帰ってもらうが、その後も彼女は店にやってきて「求婚」の手紙を多田に渡していく。まだ若いからと断り続けるも、それとは別に多田は、かつて自分をふった女性・佐伯一花(さいきいっか/さとうほなみ)への想いを忘れられずにいた。
その一花は、若田亮介(中島歩)と婚約しており結婚式を控えている。しかし式の準備を手伝わない亮介に一花は嫌気がさしており、二人の仲は険悪なムード。その上、亮介の浮気が発覚してしまう。
一花は腹いせに「私も浮気をする」と言い出し、自分に好意を持っている多田を呼び出してホテルに行く。一花から事情を聞き「こんなこと絶対におかしい」と説得する多田だったが、一花に押し切られる形でベッドに入り……。

見どころ

多田に対し一途な想いを抱く岬と、彼氏の浮気からある意味で打算的と言えるセックスに溺れていく一花。
この対照的な二人の女性の間で翻弄される多田を主軸に、それぞれの上手くいかない愛をコメディ要素も含んで描くヒューマンラブストーリーです。

R15+指定であり、大人のラブシーンや修羅場もありますが、そんな中で私は純粋な岬と多田のシーンに魅かれました。

岬が多田を好きになった理由やいきさつなどは一切説明がなく、冒頭から「ほぼ初対面の男にいきなり告白して、しかも求婚する」というありえないシチュエーション。
一歩間違えればただのイタイ子になってしまいそうな展開ですが、それでも観る者に「この子は多田のことが本当に好きなんだ」と思わせてしまうのは、間違いなく河合優実の高く真っすぐな演技力によるのだと思います。
健気に多田のいる古書店へ通い続ける岬と、そんな彼女に戸惑いながらも拒絶はしない多田。
多田の読んでいる本が読みたくて、彼が読み終わるまで横に座って(別の本を読んだり、お弁当を食べたりして)待っているシーンなどは観ていて微笑ましくなります。

「ちょっと思い出しただけ」(2022年)

松居大悟による監督・脚本。第34回東京国際映画祭で観客賞受賞。
佐伯照生(池松壮亮)は怪我によってダンサーの道をあきらめ、劇場の照明係として働いている。
野原葉(伊藤沙莉)はタクシーの運転手で、様々な人を目的地まで送る日々。
この二人の恋人どうしだった6年間を、別れ→付き合っていた頃(同棲)→出会い、と時間をさかのぼる形で物語が進んでいきます。
いずれ別れることが分かっているから、ラブラブに過ごしている二人も切なく見えてしまいます。
最後まで特別な出来事が起こるわけではなく、淡々とドキュメンタリーのように幸せだった頃の日常を切りとっていく
そんな二人を観ているうちに、私たちはふと自分自身の思い出を振り返ることになります。誰しも忘れられない恋愛や大切な記憶があって、それを「思い出す」ことは(たとえ幸福なことばかりじゃなかったとしても)現在を生きる私たちに小さな励ましをくれます。
伊藤沙莉と池松壮亮の演技が、綺麗に作り上げられた押しつけではなくどこまでも自然体であるから、観る者に自身の記憶を「思い出す」余白を与えているのだと思います。

河合優実は照生に想いを寄せていた後輩のダンサー・泉美を演じており、出演は多くないものの、照生の現役時代を思い起こさせる存在として好演しています。
照生と親しげに会話するシーンなどは、前述の「愛なのに」と本当に同じ人なのか、と思う変化ぶりです。
また河合優実自身もダンスを習っていたそうですが、それを伺わせる美しいダンスシーンも少しだけ観られます。

「偽りのないhappy end」(2021年)

エイミ(鳴海唯)は中学を卒業してから地元の滋賀を出て東京で一人暮らしをしている。
ずっと滋賀に一人で残っている妹のユウ(河合優実)に半ば強引に東京に出てくるよう勧め、姉妹は一緒に暮らし始めるが、ある日ユウが行方知れずになってしまい…
行き先を必死で調べる中、エイミは自分と同じように妹が行方不明になったヒヨリ(仲万美)と出会う。二人は協力して互いの妹が消えた真相を探り始めるのだが…。

姉妹の日常的な描写から始まるものの、後半は展開が大きく変わり、事件の犯人を捜すサスペンス要素が強くなります。結末はけっこう難解で、観る者の解釈に委ねる部分も非常に大きいと思います。
河合優実は、主人公・エイミの妹として、どこか影というか知られざる一面を持った少女を好演しています。 姉との距離を互いにうまく埋められない二人の関係性が、物語のポイントとなってきます。

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