岸井ゆきの 経歴と魅力 おすすめ映画作品を紹介

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俳優

2022年映画「ケイコ 目を澄ませて」で耳の聞こえないプロボクサーという難役に挑み、多くの感動を呼んだ女優・岸井ゆきのさん。映画やドラマで彼女を見かける機会が多くなりましたね。

この記事ではそんな岸井ゆきのの経歴と魅力、彼女が出演するおすすめ映画作品をご紹介したいと思います。

岸井ゆきの 経歴

岸井ゆきのの基本情報はこちらの通りです。

<基本情報>
生年月日1992年2月11日
年齢32歳(2024年11月時点)
出身地神奈川県
身長150.5 cm
血液型AB型
事務所ユマニテ
趣味映画鑑賞、音楽鑑賞

高校生のときに山手線の中でスカウトされたのをきっかけに芸能界入り。2009年にドラマ『小公女セイラ』(TBS)で役者デビューしました。

2016年に『真田丸』(NHK)で大河ドラマに初出演、真田信繁の側室であるたか役を演じる。
2017年の映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』で初主演を務め、第39回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。

2020年には映画『愛がなんだ』で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。
CMでもネスカフェやキリンビール 本麒麟などの大手商品に多く起用されています。

現在もドラマや映画・舞台と幅広く活動し、今後のさらなる活躍が期待される注目の女優さんです。

岸井ゆきのの魅力とは

ものすごい美人というわけではないものの、愛嬌があって可愛らしく目を引く女優さんですよね。職場とかにこんな人がいたら、場が明るくなるような気がします。(実際、収録現場では他の出演者にお菓子を配ったりして場を和ませていたりしているそう。)

映画「愛がなんだ」のように少しクセのある役が多い印象だったのですが、「やがて海へと届く」のように普通の人が喪失感の中にいるような心境を表現するのもうまく、シリアスやコメディなどジャンルを問わず演技の幅の広い方だと感じました。

主演はもちろん、二番手などの位置でも存在感のある演技を見せてくれます。あまり他に似たようなタイプの演者は見当たらず、代わりのきかない役者さんではないでしょうか。

おすすめ映画作品

そんな岸井ゆきのの演技力を堪能できる映画作品をご紹介します。ぜひ参考にしてみて下さい。

「愛がなんだ」(2019年)

あらすじ

『八日目の蟬』や『紙の月』で有名なベストセラー作家・角田光代の恋愛小説を映画化。監督は「街の上で」などで知られる今泉力哉。

28歳のOL テルコ(岸井ゆきの)の生活は、大好きな「マモちゃん」こと田中守(成田凌)を中心に回っている。マモちゃんから電話が来れば、深夜だろうと仕事中だろうとかまわず、すぐ彼のもとへ駆けつける。業務もそっちのけで平日デートに向かったりするので、仕事もクビになる始末。

マモちゃんの食事を作ったり、体調の悪いときは看病してあげたりと色々つくすのだが、それでもマモちゃんの「恋人」ではない。彼はテルコに対して恋愛感情はなく、都合よく使っているだけなのだ。気が変わったりすると突然、部屋から追い出して帰れと言ったりする。

『それでもマモちゃんと一緒にいられるなら構わない』、そんなふうに思っていたテルコだが、マモちゃんにはすみれ(江口のりこ)という好きな女性がいることが分かり……。

見どころ

よく映画で描かれる、いわゆる美しい恋愛ではなく『私は彼に尽くしたいからこうしているの。もはや愛なんて関係ない』と言わんばかりのテルコの心情がタイトルに表れていると思います。

「一途に彼のことを想っている」「献身的に尽くしている」と言うと聞こえはいいですが、自身や他の人のことを全く考えずマモちゃんに執着する様子は、そこまでするか?と見ていて痛々しいところもあります。現実に傍にいたらちょっと引いてしまうかもしれません。

それでも岸井ゆきのの役作りと演技力によって、重すぎずどこかコミカルなキャラクターに仕上がっており
ちょっと変わった恋愛モノとして楽しめると思います。

「やがて海へと届く」(2022年)

あらすじ

監督・脚本:中川龍太郎。
大学に入った湖谷真奈(岸井ゆきの)は不思議な雰囲気を持った女性・卯木すみれ(浜辺美波)と知り合う。

引っ込み思案な真奈とはちがい、上手に立ち回って誰とでも仲良くできるすみれ。対照的な二人だったが不思議と馬が合い、すぐに親友となった。
しかしある夏の日、すみれが一人で東北へ旅行に行ったとき震災に遭い、消息が分からなくなってしまう

それから5年のときが経ち、周囲の人は『すみれはもういない』のだと割り切って先に進もうとしていた。すみれの恋人だった遠野敦(杉野遥亮)も、既に新しい相手を見つけ結婚を予定している。だが真奈はいまだ大切な親友の消失を受け入れられないでいた

遠野はすみれの荷物を整理するため、彼女が以前よく撮影していたハンディカムのカメラを真奈に渡す。そこには真奈の知らないすみれの想いが記録されていて――。
真奈はすみれの痕跡を辿るため、東北へと赴くのだった。

見どころ

過去の回想で、岸井ゆきのと浜辺美波のやりとりや、二人で仲良く出かけたりしているシーンなどは微笑ましく観られます。割と凡庸な真奈と、どこかミステリアスな魅力を持ったすみれとの相性も良いのだと思います。

しかし本作の主題はすみれが失踪した後にあります。大切な友人を失った喪失感の中、そこから前を向いていこうとする真奈。岸井ゆきのの「愛がなんだ」のコミカルな役柄とはまた違った実直な芝居が、観る人の心を静かに揺さぶります。

※あまり大々的に謳われていませんが、本作、東日本大震災が深く関わっている作品です。被災する瞬間のシーンなどは直接的な表現ではなく、アニメーションを用いて心象的・抽象的な描写に止めています。

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